感、12歳・・・
                                    7月 15日(火)  くもり


長崎でおきた、「男児誘拐殺人事件」の犯人が判明したことで
日本中が、驚愕・落胆・憎悪・質疑の渦に飲み込まれています。

凶悪犯の年齢が、年々幼い方へと変わっている事実に、
不安を感じざるを得ません。

変わったのは・・・、
環境? 時代? 心? 情報? 


今朝、起きてテレビをつけると、ワイドショーが敏感に
この問題を取り上げていました。

12歳の男女15人と、その母親15人をスタジオに迎えての意識調査。
とても興味深いテーマでした。

その一つに、こういうアンケートがありました。
次の項目を、子供がしてはいけないと思う順に並べて下さい。
「酒」・「セックス」・「たばこ」・「殴る」・「盗む」

結果は、子供たちは男女問わず、同じような順序。
そして母親達の回答は、子供達と全く逆の順序が多数でした。

ここでは、あえて結果は公表しないでおきます。
是非、身近にいる思春期の子に訊ねてみてください。
いろいろと、考えさせられますよ。

「母の思いやり」と、「子供達の正当さ」が、如実に現れたこの結果に
嬉しく感じた私でした。


ほんまに もう、次から次へと・・・
                            7月 30日(火)  小雨


このホームページを作り始めた3年前に、「デジタルカメラ」を購入しました。
その便利な機械の、素晴らしい活躍ぶりにうれしいかぎりです。
・・・ ・・・ で・し・た。

130万画素、3倍ズームの高性能(当時)な機械も、
今となっては、
「なんや?、でっかいデジカメやなぁ!」
と、言われる次第です。



先日、知人の結婚式の幹事を、仰せつかりました。
別の知人から、「デジタルビデオ」なる物をお借りして、
結婚式の風景を撮影しました。

ある程度は、知ってはいたけど・・・
想像は、していたけれど・・・
「ええねぇ、 デジタルビデオ。」

しかも、その持ち主の手によって、
「DVD」に、録画して頂きました。
「ええねぇ、DVD−R。」


もう私の「デジカメ」で、集合写真を撮るのは、やめておこう。
「そやっ、風景とか動物を撮ろう、  ・・・独りで。」


「熱闘!甲子園」 の開幕
                            8月 7日(木) 晴れ



高校野球の開幕式を、いつも楽しみにしている私ですが、
今回は特に楽しめた、いいものでした。

選手入場の時の、朝日放送アナウンサーの粋なコメントの数々。
朝日新聞社長の開会の挨拶も、感動的なものでした。

そして、なにより・・・
小泉首相の「お祝いのことば」は、
元気いっぱいの、見事なメッセージでした。

そして、「選手宣誓」

ほどなくして開始された、第一試合。
神港学園 対 桐生第一

始球式は、小泉首相。
大きく振りかぶって投げられたボールは、
見事に、ど真ん中のストライク。


よく晴れた、暑い熱い甲子園。
みんなの光る汗が、とても印象的でした。

「プレイボール!」



第85回 全国高校野球選手権記念大会
http://www2.asahi.com/koshien2003/chihou/index.html


残暑、お見舞い申し・・・   あれ?
                                8月17日(日) 雨


暑くはありませんね、この夏。
このまま夏は、終わってしまうのかな?

今日でお盆休みも終わり、という方が多いと思いますが、
いかがお過ごしでしょうか?

雨が多く、気温も上がらなかった今年の夏。
子供達にとっては、残念だったことでしょう。

涼しくて過ごし易いありがたさと、
反対に、夏らしくないことへの不満とが、
入り混じっています。

何事も、「 ・・・らしい」 ってことは、大切なことなのかも・・・




あぁー!、 死ぬかと思った・・・。
                             8月 31日(日) 晴れ


先日、友人と話をしていた時、昔の「とある出来事」を、思い出しました。
もう、20年も前の事ですが、今でも鮮明に憶えています・・・。

私個人の思い出話なのですが、よろしければ、お付き合い下さい。


私18歳、京都の料理屋に入れて頂き、修行なるものを始めて
1ヵ月の頃の事です。

そこは、板前が20数名もいる大きな料理屋でした。
「縦社会」と呼ばれる「板前」の世界で、一番下っ端で元気に
「負けてたまるか!」って意気込みだけで、動いていた私でした。

朝は誰よりも早く調理場に入り、帰りは兄貴分が全員帰ってから
着替える、という生活に慣れ始めたころです。

上の皆が帰り、同期のやつらだけで残った調理場には、えもいえぬ
開放感があり、それはそれは楽しいものでした。
怒鳴られ続ける営業中とは違い、調理場全体が
自分の物のように思える、「夜11時」が好きでした。

その日は、同期のやつらも帰ったあと、独りで包丁を砥いでいました。
店長も、仲居さんも、ホールの人もいません。
静かな静かな調理場で、開放感に浸っていた私は、
兄貴分達の包丁を見たり、冷蔵庫の仕込み状態を見たり、
煮物の味を見ようと、つまみ食いをしたりしていました。

一日の疲労感から、テンションは最高潮に高く、
ルンルン気分の時間でした。

その時の献立は水菓子が、「シャーベット」でした。
その、「シャーベット」を食べようとして、私は 「チャンバー」に入りました。

「チャンバー」というのは、たたみ2畳ほどの大きな冷凍庫で、
分厚い扉の付いた、マイナス20度の氷の世界です。

私18歳、若かった・・・。

勢いよく、「チャンバー」に入り、
勢いよく、内側からその分厚い扉を、閉めてしまった・・・。


                                               つづく



あぁー! 死ぬかと思った・・・  続編。 
                                9月 9日(火) 晴れ
                                          



しまったー。
やってもうたー!

その時、冷凍ファンは廻っていなくて、
真っ暗で、静かな空間に独り、閉じ込められました。
(自分のせいだけど・・・。)
おいおい、ちょっと待てよ。
落ち着けっ、落ち着けよ・・・。

事態を理解しようと、考え始めると、
心臓が、ドックン、ドックンして
背中と額(ひたい)に冷や汗が、ドッと出てくる。
声を、出すなよ。
叫びでもしたら、パニックになるぞー。
落ち着けー。 お・ち・つ・け・よー。

呼吸が過呼吸気味になっている。
深く、ゆっくりと、深呼吸をする。
朝に誰かが出勤してくるまで起きてられるか?
無理やろなー。
大声を出したら、表の通行人に届くかな?
無理やでなー。
カチンコチンになった俺を、誰が発見するんかな?
考えるなぁー、考えるなぁ。
落ち着けよー。

上下とも白衣を着ていた私は、ポケットを探りました。
唯一入っていた物が、100円ライター。
  (煙草を吸わない私が、なぜライターを持っていたかというと、
   親父や兄貴分が、煙草をくわえると 「サッ」と火を差し出す
   という、習慣があった為)
おっ、やったぁ! でも着くかな? 火。

ファンが廻っていなかったのが良かったのか
数秒間だけ、ライターから火が出ました。
冷凍庫内の扉の横に、スイッチを発見。
ライターの火、消える。
あっ、やっぱり。

何か解からないまでも、「スイッチ オン」。
−−−冷凍庫内の照明が点く。
よっしゃー、ええぞー。
落ち着けよー。

扉の横に突き出た15cm程のプラスチックの棒状の物、発見。
その横にシールが張ってあり、「庫内からの扉の開閉方法」、と説明書き。
そら、そやろ!
内側からも開けれるように造るわなぁ、普通。

15cm程の棒の先には、同じくプラスチックで出来た
丸い皿のような物が付いていて、
それを、勢いよく押すと扉が開く・・・   とかなんとか。
あかん、ビクともせんがな。

よく見ると、棒の根元が 2cm程も氷に覆われている。
ライターの火も点かず、息を吹きかけ、指でこすり、
ライターの端でガンガン叩き、なんとか氷を除去。
必死で体重をかけて棒にタックル。
そして、もう一度タックル。
すると、「バーン」という大きな音を立てて、その重い扉は開きました。

調理場の白い蛍光灯が、めちゃくちゃ眩しく見えた。
その水浸しの調理場に、よつんばになって立てない。
「うわぁー!」って大きな声で泣き叫んだ。
涙がボロボロで出て止まらん。
肌がピリピリして、熱いような、まだ寒いような感じが抜けない。


−−−15分位で立つ事が出来たのでしょうか。
今となっては解かりませんが、ようやく落ち着きが戻ってきて、
後片付けと施錠をして、スクーターで寮に帰りました。

まだ起きていた同期の「M君」に、さっきの恐かった出来事を話すと、
「M君」も聞きながら、ボロボロ泣いてくれました。
その泣き顔を見ると、恐怖心が甦り、私もボロボロ泣く始末です。

あぁ、恐かったー。   18歳、若かりし頃・・・





 


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