年があけて、はや 2週間、

                        2004年 1月 13日(火)


どのようにお過ごしですか?

「おめでとうございます。」の挨拶も、ひととおり終えた頃
やって来るのが、「新成人おめでとう。」

今年も全国各地で行われた成人式ですが、
テレビで報道されるのは、
「有り余るエネルギーで、自分が子供である事を主張する
晴れ着姿のバカ新成人。」

ここ数年、年明け後にやってくる風物詩のようになっています。

日本の平和と安泰の象徴ですね。 (あぁー めでたい めでたい。)


・・・は、さておき、
皆さんは、ご自分が対象の年の「成人の日」を、どのように過ごしましたか?
最近は、市町村単位で成人式を催すことの是非が問われていますが、
式の有無は別にして、「成人の日」は
「大人へ移行する覚悟」を自認するための形式なのでしょう。

私の場合は、京都の料理屋で迎えました。
もちろん、市が催す式には出席出来ませんでしたが
店側が、調理場の新成人の数名を
「松花堂弁当」と「ビール」で、ささやかな成人式をして祝ってくれました。
が、
店の開店前の、仕込みに忙しい時間だったので
落ち着ける訳も無く、あわてて調理場に戻る
といったふうでした。
ただ、それはそれで、私らしい「成人の日」で、とても満足でした。


彼らに言いたい・・・。
まだ「子供」だった、自分の「成人の日」を振り返る時、
せめて、人に話せる「いい一日」を過ごして欲しい・・・


 (ひと) 」
                   1月25日(日) くもり時々晴れ


もう何度目でしょう?  「清めの塩」を振るのは・・・

明けて今日は日曜日、私の店も休業日です。
なんかねぇ・・・、 むしょうに神社・寺院に行きたくて
西宮えびす神社に行ってきました。

1月の 9・10・11日は、「えべっさん」で賑わうこの場所も
今日などは人も少なく、そこには静かな広い空間があり
なんとも言えない、いい雰囲気に包まれます。

ちょっと肌寒く、出棺の時にも感じた「冷たい痛み」を
今日また感じる。

大きな大きな木があります。
なんという木かな?
見えないけど、きっと大きな根を張っているのでしょう。
その存在感が、気持ちを落ち着かせてくれます。

生かせてもらっている自分を、気付かせてくれます。



「西宮えびす神社」を紹介するページ
http://www.genbu.net/data/settu/nisinomiya_title.htm


according to the calendar
                       2月 4日(水) 晴れ


私の車が車検の時期になり、昨日預けたので
今日の仕入れは、電車で行ってきました。

大きなバックにいっぱいの荷物を入れて仕入れ完了。

阪急電車 宝塚線で、逆瀬川へ向かいます。

朝の10時半、川西能勢口を過ぎると
車内には、まばらな人。

昨日が節分、今日はちょっと肌寒いものの
太陽の光眩しい、この車内。

迫る山並みがとても綺麗です。

宝塚にある、のどかな風景。
「春 遠からず」、です。


牛丼 滅亡の日
                                2月 12日(木) 晴れ


私が高校生の頃、溜まり場だった部屋で夜通し騒ぎ、
「腹減ったー」といっては、ジャンケンで負けた代表者が買い出しに行くのが
吉野家の牛丼弁当でした。
( ちなみに、尼崎市民の私達は、「ジャンケン ポン!」ではなく、
「インジャン ホイ!」 )

その頃の吉野家のコマーシャルのフレーズは、「牛丼一筋 80年」でした。
朝定食なども無く、ホントに牛丼だけでした。

去年末のアメリカ牛のBSE問題により、
ついに昨日、吉野家が牛丼撤退の日を迎えました。
牛丼の無い牛丼屋さんの出来上がりです。

ところがどうでしょう、最近の吉野家の盛況振りは。
ニュースが連日報道することでの、宣伝効果なのでしょう。

私は今朝、吉野家で納豆定食を頂きました。
店内は、明らかにBSE騒動前より活気がありました。

「鮭イクラ丼」、「豚キムチ丼」、「カレー丼」、「焼き魚定食」・・・
もう、なんでもありです。

「マイナス」 を 「プラス」 に変えたこの企業には、
ホントに感心させられました。 素晴らしいです。

いつか、「プロジェクト X 」に出るかな?

「そのとき・・・牛は・・・無かっ・・・・た」



超微細 加 工 技  術 ・・・ £≠▽ゝ×?

                          2月 21日(土) 晴れ


「男の人って、いくつになっても、ミニカーが好きよねぇ!」
そんな声をよく耳にする。

そして、私も決して嫌いではない。
むしろ 「ミニチュア好き」 かもしれない。

先日、とある雑貨店で見つけてしまって、思わず衝動買い。
野球のボールくらいの大きさの、ガラスで出来た地球儀。
なんともいえぬ、きれいな物です。



私がその「ガラスの地球儀」を、手に入れた明くる日の朝、
テレビが伝える、ある報道にビックリしました。

NTTが、髪の毛の先よりも小さな地球儀を製作!
記事の詳細はこちら

今注目の、ナノテクノロジーです。

もちろん肉眼で見える訳はなく、顕微鏡で見るのですが
その精巧さには、驚嘆の一言です。
その番組が紹介した、この地球儀の顕微鏡を通した映像は「北海道」。
誰の目にも、北海道以外の物には見えない、見事な境界線でした。

深ーく、ため息・・・

そして、この番組は
ナノテクノロジーの開発の先にある未来を、想像・創造する。

「ドラえもん」や「鉄腕アトム」の示した未来が確実にやってくる、
そんな、「ナノテクノロジー」の壮大な夢が、私にも見ることが出来ました。

ですが、
まっ、とりあえず今日のところは、
世界最小の地球儀より、ガラス玉の方がお気に入りな訳だが・・・


30年前に、「タイム スリップ」
                           2月 26日(木) 晴れ


した様な、そんな ひと時を過ごしました。

小学生の頃、友達と
「たむら の たこ焼きに行こう!」
と言っては、自転車でその店に向かいました。

阪神電車の小さな踏切の横にあった、小さなお店でした。
小さなパイプいすが、ところ狭しと10客ほどあり、
Uの字になった、狭いカウンターには、
だしの入ったポットとソースが置かれていました。

店内は、いつも満席でにぎわっていました。

プラスチックの丸い皿に10個ほどのたこ焼き。
その皿にポットから熱いだしを注ぎ、上からソースを回し掛けます。

「たこ」以外は何の具も入っていない「たこやき」。
いえ、正確には「明石焼き」ですね。
食べ終わったあとにも、
だしだけ勝手におかわりする私達に
店のおばちゃんはニッコリ。
おばちゃんの顔は、たこ焼きのようにまん丸。
それはそれは、楽しい空間でした。

下町だった風景も年々変化し、
道も整備され、電車も高架になり、住まいもマンション化。
今はもう、あの頃とは違う町並みになっています。

先日、その町を車で通りかかった時、
その店に、ボロボロののれんが掛っているのを、
偶然に見つけました。
中に入ると、まさに「あの店」です。

12個 300円になっても
容器は、当時のまま「プラッチック」。
薄味のだしもあの頃のまま。

多分、息子さんであろう、
あのおばちゃんに似た人が焼いていました。
そして、その人が私に小さな声で
「今の子供達には、喜ばれないのかなぁ、うちのたこ焼き」、と。


また近いうちに、ここへ寄せてもらおう思いながら、
「美味しかったです。」と言って、   ・・・店を出ました。


永い長い、・・・冬。
                          3月 7日(日) くもり時々雪

桜前線も発表された弥生3月、
宝塚には、雪が降りました。
真冬並みの寒さです。

「寒い」といえば、今ニュースを騒がせている
鳥インフルエンザ。

すでに、生産者側・消費者側のどちらにも
多大な影響が出ています。

この国の研究者が必ず解決して下さいます。
我々一消費者は、過敏に反応しない方が良いのではないでしょうか?

最近は、「鶏」に報道を奪われた形になった「牛」のBSE。
こちらも、未曾有の大問題であることには違いありません。
「鯉ヘルペス」も、まだ謎のまま。

私も食物業界のひとりとして、他人事ではありません。

過去には、「O−157」により、刺身が敬遠された事もありました。
日本中から「米」が無くなったこともありました。
「キャベツ」の値段が高騰した時、お好み焼き屋さんは、
休業を余儀なくされました。
「貝われ大根」が店頭から消えた事もありました。

過ぎ去ってしまえば、ノープロブレムです。

報道に有るように、鶏肉は加熱して美味しく頂きましょう。






 割烹 逆瀬川 川上
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