献立(こんだて)
                       2007年 10月 4日 (木) 


以前、知人の女性からこんな話を聞きました。

「男の人って、自分で料理をしないから、
とんでもない組み合わせをするのよねぇ。」

町の食堂でのこと、いわゆる「めし屋」さん。
自分で、皿に盛られた料理を取り、味噌汁や麺類、
サラダや、カレーライスなんかも有る、魅力的なお店です。

このご主人は、炭水化物だらけで三皿揃えてたようです。
奥さんが驚き呆れるのも納得。

でも献立とは、本当に難しいものだと思います。

私の店で提供している、「おまかせ料理」でも同じです。

「定食」と違い、一品づつ順番にお出しするコース形式な場合は、
お客さんの味覚そのものを、店側がリードするわけです。

薄い味付けから始め、濃い味へ移していく。
あっさりした物から、深い味 ・ 油を使った料理へ。
動物性(魚介類・肉類)と、精進(野菜・海藻類)のバランス。
同じような色合いが重ならないように。
冷たい料理と、温かい料理を交互に。

などと、いろんなことを考えます。
野球の監督が、個々の特性で打順を決めるようなもの?
作曲家の作業にも似てるかな?


その他に、
そのお客さんが、ビールを飲んでいるか、日本酒なのか。
珍味は好きな人かな?

お茶を呑まれている方は、ご飯が欲しいんじゃないのか?
そうだとしたら、おかず的な食材や味付けの方がいいのかな。

ここに至っては、競馬の予想屋の域かな?






 割烹 逆瀬川 川上
 TEL. 0797-74-0178
 〒665-0022 兵庫県宝塚市野上 1-1-3
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