■ 満足できる蕎麦は、自分で作るしかない! ■
web name : 徳次郎
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不得手な作業
業界の専門用語

 不得手な作業

これは、難しい。
どうなるのか、毎回 「行き当たりばったり」 です。

蕎麦粉をこねて、「鏡餅の下段」 のような形にします。
今日は、とても固くなってしまい やりづらかった。

「水回し」 をして、蕎麦粉をまとめる段階になって、
初めて気付きます。
「柔らかい」 のか、 「固い」 のか。

同じ蕎麦粉、同じ割合、同じ水温でも、
微妙に毎回、違う手触りになります。

不思議だし、難しい。

私が望むのは、ある程度の柔らさです。
練りやすいし、のしやすいし、
切りやすいからです。

今日の分は、加水の量が足りなかったのかも?

いつもより、20分も余計に時間が掛かりました。

蕎麦打ちの工程で、「水回し」 が最も難しい、と
蕎麦打ち入門書に書いていました。

なるほど、その通りだ。






 業界の専門用語

「ずる玉」 と 「きらず玉」 。

蕎麦打ち業界の言葉。
自分で蕎麦を打つようになって、初めて耳にしました。

「ずる玉」
蕎麦粉を練る際、加水量が少し多い場合に起こる
状態を指すらしい。

「のす」 作業が楽に出来るので、「ずる」い、らしい。
蕎麦の味としては、どうでしょうか?

ずる玉とまでは、いかなくとも、
多少、水分が多い方が良いように感じます。
特に 「十割」 の時は。


そして、駄目なのが、「きらず玉」 。

が、 ・・・昨日、やってしまった。

二度目の加水の時に、勢いよく入れ過ぎました。
こねる指に、柔らかい蕎麦粉が絡みついて、気持ち悪い。
初めての体験です。
これかぁ〜、これが 「きらず玉」 かぁ。

対処法は、先人から教わっています。

こうなってしまっては、後から蕎麦粉を足して練ってみても、
水が回っていない粉との 繋がりが悪く、打ったとしても 短く切れるので、
蕎麦として完成させるまでもなく、「切らず」に捨てる・・・らしい。

でも、もったいない。

ということで、続けてみました。
恐るおそる、蕎麦粉を少し足しては練り、少し足しては練り・・・

駄目ですか?
こんな蕎麦は、喰えませんか?

良くないのでしょう。
熟練の技をお持ちの方にすれば、三流品でしょう。


大きな声では 言えませんが、
「出来ましたよ。」






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