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【 〇〇蕎麦 】 |
生粉打ち
ぶっかけ蕎麦
天つきせいろの怪(1)
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生粉打ち |
「 何と読むのですか? 」
私もそうだったし、他の人が店主に質問している風景も
珍しくありません。
パソコンで、かな入力で変換すると、
「寄港地」
と出てきます。
やっぱり、メジャーな言葉ではないようです、「生粉打ち」。
意味は、蕎麦粉100%で打った 「十割そば」
のこと。
今日は、久しぶりに 「生粉打ち」 を打ちました。
普段は、「九一そば」 にしています。
( 蕎麦粉9:小麦粉1
)
どっちが、美味しいの?
どっちでしょうか。
「 両方とも美味しいよ
」、としか答えられない。
お蕎麦屋さんでは、「十割そば」 の方が確実に高額です。
でもこれは、単純に 「原価の違い」
だと思います。
小麦粉と比べると、蕎麦粉は高価ですから。
それに 「十割そば」
って、なんかカッコいいし・・・
いろんな要素で、決めましょう。
風味 ・ 食感 ・ 喉漉し ・ お財布
・・・
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ぶっかけ蕎麦 |
昨日の休日は、
お昼の時間帯を京都市内で過ごしました。
降りたバス停の近くにあった、
お蕎麦屋さんで昼食です。
さすが!
京都 。
年代を感じさせる
日本家屋を改装した、
趣のあるお店です。
このようなお蕎麦屋さんって、多いですね。
でも、うどん屋さんには、見かけない・・・
ここのお店、蕎麦のメニューがいっぱい。
「手打ち蕎麦」
を注文したつもりが、
何がどうなったのか、お昼のランチが出てきちゃいました。
「いただきます。」
丼鉢に、冷たい蕎麦と薬味(葱・揚げ玉・海苔・山葵)が
入った
「ぶっかけ蕎麦」
でした。
正直なところ、
この乱暴な食べさせ方は、あまり好きじゃない。
なんか、蕎麦が可哀そう・・・
やはり実感!
京都の町は、いろんなお店がいっぱいあって楽しい。
雰囲気もいいし、人も町も柔らかな感じがします。
このお店に、また来れたら
今度こそ、ざる蕎麦
を頂こう。
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天付きせいろの怪 (1) |
一般的に、「そば」の看板を挙げているお店では、
「ざる蕎麦」と「天ぷら盛り合わせ」の献立は、
有って当たり前のようなメニューとなっています。
また、人気メニューでもあります。
私には不思議でならない事が、普通に通っている現状があります。
何が不思議かというと、「天ぷらが邪魔」と感じるお店です。
どんなお店かというと、
本格的な素晴らしく美味しい「ざる蕎麦」を提供なさっている
お蕎麦屋さんのことです。
このお店に、「天ぷら」が必要ですか?
手打ち蕎麦として、こだわって完成された「ざる蕎麦」は、
もうそれだけで、食べ物として完結していると感じます。
蕎麦だけを食べるに値する、味わいの充実感があります。
その蕎麦の味に満足している時に、
もし横に、お漬物があれば、手を出しますか?
蕎麦の味わいは、積み上げていくものではないでしょうか?
ここが、他の食事と決定的に異なる「ざる蕎麦」の特徴だと思います。
例えば、親子丼を頂くならば、これだけを食べ続けることはありません。
途中に、「たくあん」などのお漬物などで、口替わりをして頂きます。
口替わりをして、味覚がリフレッシュすると、また親子丼が旨くなります。
ざる蕎麦には、これが無い。
蕎麦の旨さは、シンプルにして先の細い道。
他のものに邪魔されたくない、感動への狭いエリアの発見。
旨い蕎麦に出会った時、その喜びの最中に、お漬物に手が出ますか?
つづく
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